〜Veranda Gardenより〜
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350.奇跡のオーレア
休暇に入る前には出来るだけ鉢を減らし
一年草などは早々に処分するようにしている
もしかしたら、という奇跡を信じたい気持ちもあるが
帰宅した時にカラカラに干上がった姿を見るのだけは
絶対に避けたいのだ
じわじわと干乾びさせる真似だけはしたくない
どうせなら自分の手でいっそ一思いに処分したいというのが
私のポリシーだ

ところが今回一鉢だけ処分し損なった寄せ植えがあった
処分するつもりだったから水遣り機もペットボトルの給水もない
絶体絶命だった
案の定、帰ってみたら完全なドライフラワーが出来上がっていた
鉢を覆い尽くさんばかりに繁っていた色とりどりの植物たちは
今や生前の姿などまったく想像もつかないほど
一様に茶枯れた色と縮こまりようだった

しかしその中にあって対照的にキラリと光るものを発見した
瑞々しい黄金色の葉をたたえた小さなゼラニウムだった
10日以上も一滴の水も与えられなかったと言うのに
萎れることすらなかったとは信じられない生命力だ

すぐ別の鉢に移してたっぷりと水を注いだ
小さなゼラニウムはまるで何事もなかったようにごくごくと水を吸い上げた

t_350
↑黄金色にきらめく小さな生命



2006/10/31 Tue | 園芸 | ▲PageTop
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349.留守中の水遣りについて
80鉢の内、半分の40鉢は実家に預けた
どうしても枯らしたくない大事な鉢、
いざという時に動かせる小さめの鉢、
繊細な気配りが必要な鉢などだ
40鉢は車で一度に運べる限界量なのだ

残り半分の内、20鉢は自動水遣り機に任せた
大き過ぎて動かせない鉢、
ツルが絡んで動かせない鉢、
毎日の水遣りが欠かせない鉢などだ
二台ある水遣り機を10鉢ずつセットした

残りの20鉢は一軍、ニ軍に洩れたことに気づくと
ショックと不安でにわかに騒ぎ始めた
でも大丈夫、まだペットボトル方式という奥の手がある
昨年功を奏した毛細管現象を利用した給水方法だ

これで80鉢すべての身の振り方が決まった
結果は大成功!被害者は0だった
しかしこれも半数の鉢を実家に預かってもらったからこそ
そうそう頼るわけにはいかない
すべての鉢を留守中も自力で何とかするのが今後の課題だ


2006/10/30 Mon | 園芸 | ▲PageTop
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348.共通点
ガーデニング以外の趣味のひとつにスキューバダイビングがある
我が家では夫婦揃って楽しめる数少ないレジャーでもある
しかしガーデニングと違っていつでもどこでも出来るというわけでは
ないので年に一度の楽しみとなっている

一見、何のつながりもないようなガーデニングとダイビングだが
実は意外と共通点がある
例えば、どちらもその道に足を踏み入れた者を圧倒的な自然の力で癒してくれる
初期には「もっと知りたい、もっと上手くなりたい、もっと極めたい」と取り憑かれる
さらには「この楽しみを知らない人はもったいない!」と周りに普及活動を始める
ついには「この味を知ってしまったからにはもう抜け出せない」と覚悟を決める
ほらね、似てるでしょ??


秋休み、存分に潜ってきました


2006/10/26 Thu | 生活 | ▲PageTop
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347.スイッチ
私は気持ちを切り替えるのが下手だ
気掛かりな事があると寝る時くらいは忘れたいと思っても
頭から離れずいつまで経っても眠りにつけないことがよくある
ようやくウトウトしても悪夢にうなされて夜中に目を覚ます
仕事で使う花材が枯れる夢などは何度見たかわからない

だから切り替えが上手い人はつくづく羨ましい
学生時代の友人はケンカした5分後には「ねぇねえ」と
何の屈託もなく話し掛けてくるので面食らってしまうと同時に
自分だけうじうじと居心地の悪い思いをしていたことが馬鹿らしくなる

他の事に集中すると少しの間だけ悩みは隅っこに追いやられるが
心にシクシクしたものが残り「この痛みは何だっけ」と思ったとたん
ぽわ〜んと悩みが膨張してしまう

気持ちを切り替えるスイッチがあればいいのに、と思う
パチンとスイッチを切ればきれいさっぱり忘れてしまう
考えるべき時がきたらまたスイッチをパチンと入れればいいのだ
そんなスイッチがないのならせめて鍛える術を学びたい


・・・しばらく休暇をいただきます・・・パチン・・・



2006/10/12 Thu | 生活 | ▲PageTop
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346.目覚まし時計
高校時代から使っている目覚まし時計が壊れた
目覚まし時計のくせに寝坊するという大失態を
何度か繰り返した後ピタリと動かなくなってしまった
上にベルが乗っかってジリリとけたたましく鳴るタイプの目覚まし時計だ
電子音ではどうしても起きられない私はこれでないとだめなのだ

時計屋さんに修理に持っていったところ
「アンティークは取り扱っていません」と言われてしまった
いや、アンティークってわけじゃないんだけど・・・
「修理するより買い換えた方が安いですよ」とも言われた
確かにそうかも知れない

しかし高校時代からお世話になっている起床係を
ちょっと動かなくなったからと言っておいそれとお払い箱にするわけにはいかない
少々手荒に扱ったことも煩わしく思ったことも無きにしもあらずだが
受験の日も、入社式の日も、結婚式の日も
「おい!起きろ!今日は大事な日だぞ!」と起こしてくれたのは
他でもないこの目覚まし時計なのだから

まぁ長いこと分刻みで働いてきたのだからたまには休みたくもなるさ、と
大目に見ることにして背中からそっと電池を抜いた


2006/10/11 Wed | 生活 | ▲PageTop
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345.悲しい事件
我が家のベランダガーデンをムックにまとめたいと
オファーがあったのは今年の春のことだった
以前取材を受けたことがあるBという出版社からの依頼だった
それから半年後、一冊のベランダガーデニングの本が世に出た
サブタイトルには私の提案したキーワードが使われ
打ち合わせしたコンセプトや企画で構成され
紹介した店やガーデナーがずらりと名を連ねている
しかし私の名前も我が家も一切登場しない

なんやかやと理由をつけて書面での契約書を拒み続けたB社は
概要が決まると「じゃ、あとはうちだけでやりますから」と
驚くような素早さで手のひらを返した
耳を疑うほかなかった
抗議の言葉も責める気力も出てこなかった
情報と企画だけ搾取されたことにこの時ようやく気づいた

この一件で私が完全な出版社不信に陥らなかったのは
別の大手出版関係者に親身に相談に乗ってもらっていたためだ
おかげで出版社全般ではなくBという出版社が特殊なのだと思うことができた
しかしやみくもに出版社を信用すると痛い目に遭うということは骨身に沁みた
高くついた社会勉強だった


2006/10/06 Fri | 生活 | ▲PageTop
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344.見えない友
サイトの管理人である私には
アクセスしてくれた人の国や都道府県、
アクセス時間などがわかる仕組みだ

まず国で言えば9割方が日本からのアクセスだ
日本語オンリーサイトなので当然の結果だろう
逆に不思議なのは他国からのアクセスがあること
これまでにアメリカを始めドイツ、オランダ、イタリア、中国、
フィンランド、イタリア、ギリシヤ、カナダ、ニュージーランドetc.
現地にいる日本人の方からのアクセスなのか
それとも現地の人が間違ってアクセスしてしまうのか
知る術はない

次に都道府県で言えばやはり断然、東京が強い
次いで神奈川、大阪などの大都市
そしてガーデニングの盛んな愛知が続く
同県である千葉が少ないのは淋しいかぎり
たまに沖縄なんてあると何とはなしに嬉しい

時間帯については昼休みと夜間が特に多いようだ
夜のネットタイムに集中するのはわかる気がするが
昼休み時間帯も負けていない
私と同じ会社勤めの人が多いのかな、と思って励まされる
それにしても午前2時の人は夜更かしなのだろうか?
はたまた午前4時の人は早起きなのだろうか?

なんてことを考えながら見えない友に思いを馳せてみる


2006/10/05 Thu | サイト | ▲PageTop
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343.モンタナの言い分
世代交代をした若いモンタナが苦戦を強いられている
支柱で仕立てていた頃は暴れん坊のように伸びるツルが
手に負えないほど旺盛に生育していたのだが
這い登らせようとパーゴラの脇に置いたとたん調子が悪くなった
ツルはひょろひょろになり、葉は茶枯れてガサガサと落ちる

モンタナの言いたいことはわかっている
よほどこの場所が気に入らないのだろう
早く別の場所に移してくれ!と抗議しているに違いない
確かにここは風通しも良いとは言えないし西日は射すし
決して恵まれた住処ではない
幼年時代を過ごした穏やかな朝日に包まれた場所とは
雲泥の差があるかも知れない

しかし数メートルにもなるツルを自由に伸ばせる場所は
ここをおいてはないのだ
先代だって文句一つ言わず立派にこの場所での役目を果たしてくれた
キミの生きていく場所はここしかないのだから
どうか諦めて逞しく前向きに育ってはくれないか、と
毎日辛抱強くなだめている
難しい年頃だ



2006/10/03 Tue | 園芸 | ▲PageTop
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342.今年の営業は終了しました
わしゃわしゃと葉を茂らせ
ぽろぽろと花柄を落としまくっていた
カラミンサをついにバッサリ散髪した
これでベランダはスッキリサッパリした

しかしハチは黙っちゃいられない
毎日カラミンサの蜜を目当てに訪れていたミツバチは
あっちへブーーーーーン
こっちへブーーーーーン
とベランダ中を飛び回りながら必死にカラミンサを探している
ミニバラやアメリカンブルーなどには見向きもしない
時折、塀を越えて隣のベランダにも捜索の輪を広げるが
「やっぱりこっちだ、こっちだ」と舞い戻ってくる

諦め切れずに何度も何度も探しに来るハチの姿に
悪いことをしてしまったような申し訳ないキモチになる

t_342
「ハチご一行様
また来年夏頃オープンします
カラミンサ」


2006/10/02 Mon | 園芸 | ▲PageTop
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